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5.92018
平成最後の○○!~元号について~
新天皇が来年5月1日に即位し、新しい元号に切り替わる事が話題となっていますね!
今回は『元号(げんごう)』について紹介していきたいと思います。
『元号』とは特定の年代に年を単位として付けられる称号の事です。
日本の最初の元号は飛鳥時代の『大化(たいか)』となっています。
そこから『平成』までの長い歴史の中で、なんと231個(北朝も含めれば247個)の元号が誕生したのだそうです!
この『元号』は中国から入ってきた制度だと言われていますが、現在は日本しか使われていないのだとか。
普段何気なく使っている元号ですが、海外の方からは珍しい日本文化の一つだと思われているそうです。
さて、最近では新しい『元号』の予測などで盛り上がっていますが、今までの称号はどのような由来があってつけられたのでしょうか。
ここで少しだけ紹介したいと思います。
◆大正
「易経(えききょう)*」の「大享以正天之道也」(大いに享を正すをもって天の道なり)と言う言葉が由来となっています。
これは「天の徳が支障なくゆきわたり、政が正しく行われる」と言う意味だそうです。
◆昭和
こちらも「易経」の「百姓昭明、協和萬邦」と言う言葉が由来となっています。
これは「人々が、それぞれ徳を明らかにすれば、世界の共存繁栄がはかられる。」と言う意味だそうです。
◆平成
「史記(しき)*」の「内平外成」、「書経(しょきょう)*」の「地平天成」からで「内外、天地とも平和が達成される」という意味だそうです。
どれも「書経」や「易経」などを基にしたものが多い事が分かりますね。
*「易経」:古代中国の占いの書物 *「史記」:中国の歴史書 *「書経」:政治史・政教を記した中国最古の歴史書
また、元号の選定にはいくつかの条件があるそうです。
(1)国民の理想としてふさわしく、よい意味を持つものであること。
(2)漢字2文字であること。
(3)書きやすいこと。
(4)読みやすいこと。
(5)これまでの元号または送り仮名として使用されていないこと。
(6)俗用されているものでないこと。
最近では書類などでH30.05.01のように元号をアルファベットで表記する事も多いので被らないものにしなければならない等の条件も挙げられています。
平成も残すところあと1年を切りました。本年度は「平成最後の○○」などのようなPR広告がたくさん出てくるかもしれませんね!
ずっと慣れ親しんだものが変わってしまう事に少し寂しさもありますが、次はどんな『元号』になるのか楽しみですね!
引用参考:元号
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